敷地は不動産物件によってさまざま。接道面で駐車スペースが自ずと決まったり、南向き・北向き等により採光条件が変わりますし隣地との位置関係を考慮しどう配置するかによっても条件が変化します。また今回の計画地は準防火地域。隣地境界と道路中心から一定の距離の範囲で防火の制限を受けることとなり、部位によっては網入りガラスにしなければならないなどの要件があります。更にこの度は、「鬼門」をクリアした設計を希望されました。生活動線上、奥様が家事のしやすい自然な動線を確保しながら、「玄関」「トイレ」などの水回りが「鬼門」にかからないよう多数のプランでシミュレーションした。また視覚的に邪魔されたくないリビングの窓が網入りガラスにならずとも良い配置になど、採光を確保しながら準防火地域の不利な条件をクリアしたりなど工夫が随所に隠れています。

表鬼門＆裏鬼門、パッシブデザイン、法令条件…　いろいろな工夫の中に施主様の希望される「モダンな住空間」と「鬼門」を融合し、快適住設計を実現しています。

データ

大小の箱を組み合わせたイメージのシンプルな外観 床　オーク（無垢材） 造作収納家具とともにテーブルも造作　無垢板とスチール脚 一部吹抜け的に天井を上げたリビング　南の光が高い位置から降り注ぐ 将来的に置く予定のお仏壇に合わせて、仏間を用意
押入収納のほか、階段下収納も利用したっぷりの収納を確保している 窓は大きく取りたいが通りの視線が気にならないよう、目隠し壁（RC）を用意した 書斎　本棚とカウンター 書斎からホールを見る　ホールは室内物干し用に利用

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  2024年11月20日 12/7(土）.8（日）3棟同時完成見学会　 Y-STYLE