吉川不動産は1962年に新潟で創業した不動産の会社です。
そして1985年より注文住宅を手掛けて参りました。
当時は重厚感があり豪華な見た目の住宅が流行りました。
そんな中、弊社は新潟の気候風土に根付いた家づくりにこだわり、
快適性のベースとなる「高気密・高断熱住宅」への取り組みを続けてきました。
それから約40年。
時代の変化とともに「家」に求められることは本当に様々です。
住宅の設計において奇抜なデザインを求めるより、
そこに住む家族にとっての「暮らしやすさ」を考えること、
そこに暮らす家族の目線で生活の流れをイメージしお客様と共有すること、
そこで毎日・何十年も暮らすことを想像し快適で健やかに、安心安全に、飽きない愛着が増す家を叶えること、
それらのことに真摯に向き合い心をこめて設計します。
住まう家族に寄り添い 急いで結論を求めずじっくり一緒に考え、悩み、提案する。
家づくりの本質的な部分を見極めお客様にお届けする。
お届けした家とともにつながったご縁を大切に お客様と永いおつきあいをする。
それが、吉川不動産の家づくりです。
季節を感じる心地よい風、陽だまりのぬくもり、樹木の隙間からさし込む朝の光。
そんな自然の快適さに包まれて、こころ豊かに日々の暮らしを送りたい。
そのために、エアコンなどの機械に頼り過ぎず、自然や風土の恩恵と知恵によって健康的な住まいをつくること。
これが、私たちがとても大切にしている「パッシブデザイン」という家づくりの考え方です。
この設計思想に基づき、私たちはこれまで、断熱性、省エネ性、耐震構法はもちろん、
適材適所の建材選び、完成後の保証やメンテナンスを充実させることで、
家づくりのプロフェッショナルとしての良心に恥じない良質な住宅を、
お客様へ安心安全に、そして丁寧に提供してまいりました。
住宅のデザインは、見た目のよさだけではありません。
家のなかで、ご家族のひとりひとりが快適に過ごすために、
まず「家」そのものが健康で、自然なたたずまいであること。
それこそが、私たちのパッシブデザインの家づくりです。
断熱性能を高めることは建物全体の保温性を向上させ、様々なメリットを与えてくれます。このメリットはとても大きく、逆に一定の断熱性能が確保されないときのデメリットがとても大きいため、建物に一定以上の断熱性能を組み込むことがPassive-Design Houseのベースをつくることになります。
建物全体の断熱性能の指標として「UA値」が、また断熱性能を含んだ保温性能の指標として「Q値」があり、実際にその建物がどの程度の断熱性能をもっているのかを知るには、こうした指標をみることが確実です。以下に地域ごとの基準値(上限値)を示します。
夏の暑い日差しを室内に入れないための日射遮蔽は、夏季における快適と省エネを実現させるための基本中の基本です。最近になって断熱性能はかなり注目されるようになってきましたが、日射遮蔽性能についてはまだ理解や工夫が足りないように思います。とくに「断熱性能(保温性能)を高めていくと、夏の室内が少しずつ暑くなっていく」という現象が起きるのですが、この問題を解消するには日射遮蔽のデザインをしっかり考えることが何より重要です。
平均的な性能の建物でレースカーテンを引く程度の日除けをしている状況では、夏に室内に入っている日射熱のうち70%程度が「窓から」になっています。したがって、この対策を考えないと確実な日射遮蔽はできません。ポイントは「庇や軒を考える」「窓の外側に日除け装置を設ける」というところです。またこうしたものは外観のデザインを決めることにもなるので、設計段階でしっかりと検討します。
レベルの高い通風のデザインを進めていくときのワードとして挙げられるのが「卓越風向」「立体通風」「高窓」「ウインドキャッチャー」です。建物の中での風の流れを予測しながら窓の配置や大きさを考えることを基本に、こうしたキーワードを建物に組み込むことがポイントになります。
通風のデザインの参考となる、各地における卓越風向のデータ。(新潟版)
モデルハウスのロフト 北側に窓を設けた「立体通風」により、風通し良好。
昼光利用のデザインを目指すのは、昼間に人工照明をつけなくても過ごせるようにすることであり、また自然光による快適な明るさを実現させることです。このときの基本は「昼間に長く過ごす部屋には2面に窓を設ける」「それ以外の部屋には少なくとも1面に窓を設ける」ということなのですが、ほかにも様々な“技”があります。
設計段階での日当たりシミュレーションは、明るい家を実現する裏付けとなります。
YOSHIKAWA STYLEが大切にしていることや、パッシブデザインの家づくりがわかるパンフレットです。
また家づくりを始めたばかりの方、家づくりのアイデアが欲しい方、YOSHIKAWA STYLEの家づくりに興味をお持ちの方は、ぜひ資料をご請求ください。